自己紹介(社会人時代)

 前回は大学時代までの経歴を紹介しております。
 気になる方はこちらの記事もご確認ください。

大学卒業後の経歴

一部上場企業での仕事

 大学の卒業を控えた3月半ば、てつろーは入社する企業の入社前合宿に行きました。未だに意図が分からないプログラムが組まれた合宿でした。

 座学等もあったのですが、喉がつぶれるまで社訓を叫ばされたり、30kmの道のりを歩かされたり理不尽な内容が半分くらいでした。

 洗脳のようなものをされていたのかもしれませんね。合宿が終わった後は、会社選び間違えたかなーと少し後悔していました。

 卒業式を終えて4月になり、研修をすることになりました。
 てつろーは管理部門で採用(営業ではなく、法務・経理・財務・総務・企画などバックヤードの職種)されましたが、研修の一環として最初の2か月は営業部に配属されました。
 4月1日からの1週間は営業部に配属される前に、基本的な知識(社内の組織体制、商品知識など)を座学で勉強し、その後各営業部に配属されることになりました。
 営業部に配属された後はとにかくテレアポをしまくる電話営業をしました。1日に250件ぐらい電話をかけていました。断られること前提だからいちいち気にしなくていいよとあらかじめ助言を受けていましたが、まったくアポを取れない状況に心がどんどん疲弊していきました。テレアポがうまい人は本当に尊敬します。

 営業部に配属されて驚いたのは、営業部の人たちの適当さです。契約書さえもらえればいいから、とかなり適当なトークをしていたのを覚えています。
 社会人なりたてだったのでこれが本当に正しいことなのか、それを誰に相談すればいいのかかなり悩みました。
 最終的には管理部門で採用されていた同期達で、営業研修が終わって管理部門に戻った際に営業研修のフィードバックの場で問題提起を行い、営業部に対して指導が行われることとなり、かなりあきれてしまったのを覚えています。

 無事(?)営業研修が終わった後は、管理部門の座学研修の後、財務部に配属されました。大学時代に公認会計士の勉強をしていたことから、管理会計にとても興味がわき、実際に企業において管理会計の知識を活かすために財務部を志望しました。

 財務部に配属された後は会社の一事業部の予算管理を任されました。
 予算管理とは、設定された事業部の予算に対して、その時点での売上や経費を集計し、事業部長に報告し、その後の方針について事業部長と打ち合わせをする仕事です。

 グループ内の各事業部は、事業部自体(子会社に所属している社員)が予算管理をしている事業部と、管理部門(グループの親会社の社員)が予算管理している事業部とに分かれており、てつろーが入社したのは、予算管理機能をすべて親会社の業務として吸収しようとしている時期でした。その流れの中でてつろーは前者の事業部の予算管理を任されることとなりました。

 予算報告の打ち合わせは毎週1回あったのですが、配属された週に直属の上司(Aさん)から、
 「じゃあこれからBさん(子会社所属の予算管理者)と協力して予算管理してってね!」
 と任されました。具体的な予算管理のやり方を教えてもらうこともできず、とりあえずBさんと仕事をしていくこととなりました。社会の理不尽さを感じましたね。。。

 当時の予算管理はかなりボロボロでした。
 予算に対してどれだけ実績が達成しているかを打ち合わせしなければならないのですが、その実績の計算方法が確立できておらず、とりあえずBさんと協力して作成した数字をAさんに見せると、かなりの酷評を受けました。
 「なんでこんな意味も分からない数字を出してるの?」とよく怒られたものです。

 そんな試練を乗り越えながら入社してから約1年半を経過したころに退職を決断した出来事が起きます。
 その頃は配置転換が行われた時期でした。新しい事業部で予算管理をしていくことになり、前任者から引き継ぎを受けました。
 引き継ぎを受けていく中で過去の報告資料を確認していたら、予算表内の一部の指標に大きなミスを発見しました。
 ミスを修正していくとなんと年間約8億円も報告数値が下がってしまうことになりました。
 配置転換をされたばかりの頃に8億円も数字を下げてしまったことで事業部長からの印象は最悪となり、財務部の上司からも責められるはめになりました。
 そのミスを修正していく時は朝7時半に出社して夜12時前に退社するという生活を1週間続けました。
 前任者が原因のミスを修正していく中でいろんな人から責められ、1日14時間くらい働くことになって心身共に限界を感じてしまったので、退職することを決意し、1年と11ヶ月半で退職することとなりました。

 大学時代に公認会計士を目指して挫折しましたが、やはり何かしらの資格は取っておきたいなと思い、税理士を目指すことにしました。そのため、次の職場は税理士事務所に決めました。

税理士事務所での仕事

 税理士事務所での仕事は、事務所と契約しているお客様(個人事業主、法人)の税務を代行する仕事や融資を申し込む際の計画書の作成などを行う仕事をしました。

 前職では管理会計社内における経営の意思決定をするための判断材料を提供する目的の会計)を職務として行っていましたが、税理士事務所では制度会計税務会計)を取り扱うこととなりました。

 個人の所得にかかる所得税と法人の所得にかかる法人税の計算方法を、実務を通じて学ぶことができたことは、自分にとって価値のある財産となったと感じます。

 税理士事務所での仕事で大変だと感じた仕事は大きく分けると3つあり、「決算前の相談」「決算」「融資の相談」でした。

決算前の相談

 「決算前の相談」は、決算の1~2か月前に打ち合わせをし、どれくらいの利益にしたいのかを社長からヒアリングし、そのために残りの1~2か月でどのようなことをすべきかを相談・アドバイスをするというものです。
 社長ごとに理想の決算書(利益)が異なるため、普段から社長とコミュニケーションをとっていないと、社長の求める提案をすることができません。

 この業務が大変だと感じた点は主に下記の3つがあげられます。
 ①打ち合わせ時における損益の予測値と、決算書確定時の利益がずれると怒られる。
 ②ありもしない数字を決算書に乗せたいと相談される。
 ③過度な節税を求めてくる。

 ①は当たり前の話ではあります。ただし、損益の予測を行う上で残り1~2か月分の売上や経費などは社長にヒアリングするしか方法がありません。
 ヒアリングした数値を基に損益の予測をしたにもかかわらず、ヒアリングした数値がずれたことが原因で発生した損益のずれについて、事務所の職員が怒られるという事態が2~3か月に1回ほど起きていました。
 てつろーも何度か経験をしました。そのときはヒアリングしたときの数値の根拠(主にメールでのやり取り)を提示し、こちら側の過失ではないということを主張し、何とか社長に納得してもらうという仕事をしていました。なんという無駄な仕事か…。
 もちろん職員の過失で大きく数字がずれてしまった場合は素直に謝罪をし、いろいろなフォローをしました 。

 ②は社長が外部に決算書を提出する際に、赤字を黒字に見せるため、又は売上高をより大きく見せるために持ち掛けてくる相談です。ただの粉飾決算であるため、すぐに断ります。

 ③の過度な節税を求めてくるというのは、税金を払いたくないと考えている社長が、売上を小さく見せたり、経費を大きく計上したりすることで所得税、法人税の金額を下げようとすることです。
 適法な範囲で金額を調整することは問題ないのですが、節税ではなく脱税の範囲にまで及んでしまう施策を求めてくる社長がいました。

 ②も③も、会計や税務に対する社長の知識が足りないために、求めてくることがあり、丁寧にそれはできませんと伝えた際に納得してくれる社長は問題ありません。
 しかし、中にはやってはいけない範囲(違法)の施策を、「自分(社長自身)で責任を取るから言う通りにやってよ」という社長がいます。
 非常に性質が悪いですね。こういったお客様はこちらから契約解除を申し込むことが多かったです。
 なので、②や③はこういった内容が大変!というよりはこういったお客様に対応するのが大変!といったほうが適切かもしれませんね。

決算

 「決算」1年間のその会社の経営成績を表す損益計算書と、決算日時点におけるその会社の財政状態を表す貸借対照表を作成し、納付すべき税金(所得税、法人税、地方税、事業税、消費税等)の計算過程を示す確定申告書を作成する業務になります。

 税金を計算する前段階に、損益計算書と貸借対照表を確定させる作業があるのですが、貸借対照表については一つ一つの勘定科目について決算日時点における価額があっていることを示す証憑資料をつけていく必要があります。

 「普通預金」勘定の金額を示すために、通帳のコピーを頂いたり、「売掛金」の金額を示すために請求書を頂いたり、「預り金」の金額を示すために給与明細を頂いたり、「敷金」の金額を示すために物件の賃貸契約書を頂いたり…。作業量が多く、社長にもお願いする事項が多いため大変です。

 損益計算書や貸借対照表を確定させてしまえば、税金の計算自体は専用の税金計算ソフトに入力していくだけでいいので、それほど労力はかかりませんが、会社ごとに適用できる税法規定が変わってくるため、基礎的な知識がないと計算できません。日々の勉強が大事になってくる業務ですね。

融資の相談

 「融資の相談」は、開業前後に必要な開業資金の融資と、開業後数年経過後の資金繰りや新規事業投資のための融資にわけられます。どちらかというと、開業資金の融資の相談のほうが大変だった気がします。

 開業資金の融資の相談は、相談者自体がそれまで別の会社の従業員で働いていて、独立して事業を立ち上げる際に資金調達のために相談に来るケースが多いです。
 そのため、相談者は開業する分野における専門知識は保有しているのですが、事業計画書・収支計画書を作成するためのノウハウがない方が多いため、その部分をサポートする仕事がメインです。
 特に収支計画書を作成するには会計の知識が必要となるため、社長からヒアリングをして、0から計画書を作成することがほとんどでした。
 融資が成功しないと事業をスタートすることができないため、プレッシャーが大きかったです。

 開業後数年経過後の融資の相談は、社長自身が数年間経営を経験しているため、計画書の作成にも最低限の知識があることが多いため、職員側の労力は少なくなります。プレッシャーの大きさはあまり変わりませんでしたけどね。

 転職後の職場は良い意味でゆとりがあったので、前職ほどのプレッシャーを感じることもなく、ゆったりと働くことができました。
 しかし、だんだんと事務所が拡大傾向になり、従業員一人ひとりの負担が大きくなりました。
 事務所に入って1年半を経過する頃には一人で法人40件個人20件ほどの案件を担当し、融資の相談業務を抱え、事務所経営に関する相談を所長にも多く受けることが多く、残業時間が月60-70時間が当たり前のようになってきました。
 もともと税理士事務所に入所する際に、税理士試験の勉強も両立できるように仕事量を調節させてほしいという要望もした上で採用を受けたにも関わらず、仕事は増える一方で、新しく人を雇ってくれるわけでもなかったので、退職をする決意を固めました。
 直前で別の従業員が退職した関係で、てつろーの退職までの期間は長めに5か月ほど取り、各種引き継ぎをした上で2018年12月末日に退職をしました。

 以上がてつろーの経歴です。ちなみに現在は今年8月の税理士試験に向け、勉強に専念しております。

 てつろーがこれから投稿していく記事は、上記の経歴を踏まえた上での情報なので、情報の理解の一助にしていただければ嬉しいです。

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